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「魂の言葉を伝えるスピーチ」~奈良橋陽子さんとの表現ワークショップ~

5月14日(日)に都内のスタジオで、キャスティングディレクター/演出家の奈良橋陽子さんに、カナエルンジャーに「伝える」スピーチの方法をアドバイスいただく、特別ワークショップを実施しました。

東京・横浜の17チーム(カナエルジャー・エンパワ)が参加し、まず各チームで原稿の要所を抜き出して、90秒を目安にスピーチをしてもらいました。
俳優の伊藤雄太さん、女優/脚本家の岩瀬晶子さんにも講師に加わっていただきました。

プロを含めて、総勢数十人の聴衆に囲まれたカナエルンジャーは、とても緊張していた様子。
おそるおそる横浜の各チームのカナエルンジャーがスピーチをはじめましたが、

「誰だって、どんなベテラン俳優だって緊張はするもの。緊張が表現の妨げになるときがあるけれど、それは決して悪いことではない」
「誰かひとり、安心して話せる相手を見つけて、その人に優しく伝えようとすればより一層伝わるかも」
「当日も一杯のお客さんが聴きに来ていると思うけれど、あなたの失敗するところを見に来ようとしているのではない。全員が応援する気持ちで聴きに来ている味方だということを覚えていて」

カナエルンジャーは、一人ずつ奈良橋さんからの熱のこもったフィードバックを受け、カナエルンジャーたちの表情は、大勢の前できちんと喋りきったという安堵の気持ちもあって、緊張から一気に笑顔に! 場の雰囲気もすぐに和やかになりました。

各チーム、奈良橋さん、伊藤さん、岩瀬さんからのアドバイスを受け、30分のブレイク時間で、各チームでスピーチ内容を練り直して、2回目に臨みます。それぞれのチームが、短い時間ながら思い思いのやり方で「より良いものを」と振り返り・練習を行うと、広いスタジオは熱気で室温が急に上昇したかのように思えるほどでした。

そんなチームの努力、とりわけカナエルンジャーのより真剣な取り組みもあり、2回目のスピーチは劇的に素晴らしいものとなりました。1回目のスピーチを行った場所から、隣の広めのスタジオに移ったにも関わらず、自信に満ちた部屋に響く声、原稿を見るばかりだったけれど相手をスピーチに引き込むようなアイコンタクト。伝えたい大切な言葉をみんなに聞いてもらうための抑揚の付け方。他のルンジャーへアドバイスも自分のものとして取り入れ、読み上げていた文章が「自分の言葉」となっていました。

「失敗してもいい。失敗しないと学ばないのだから」
「あなたの思いがすごいのだから。今の自分を乗り越えていこうとしているのがすごいのよ」
「だから、あなた自身のことをもっと主張して、自分の声を聴いてもらって」
「心の声を聴いてもらうように。まだスピーチの熱量が魂の言葉につながっていない」

 

こうして、あっという間に3時間の表現ワークショップが終わってしまいましたが、カナエルンジャーの「伝えるスピーチ」の方法だけではなく、自分に自信を持つことに背中を押していただいた、とても貴重で勇気づけられる時間でした。

コンテストまであと1か月半。東京・横浜のチームが勢揃いする機会は、これで最後になります。
一人ひとりの「魂のスピーチ」が、さらにどう磨き上げられるのか、とても楽しみです。
彼らの等身大の声をぜひ聴きに、会場までお越しください。

(実行委員:おちえ、おじゃる)

カナエールのこと、覚えていますか?

2年前のカナエール。
初めてエンパワとして参加しました。
スピーチコンテストも間近になると、120日間を共にしたカナエルンジャーは、歳の離れた弟のような、かわいい息子のような存在になっていました。

「そんな弟(息子)の勇姿を、ぜひ誰かに見てほしい!!」

とは言え、なかなか声をかけられる人もいなかったので、身近なところで、家族2人に見に来てもらうことにしました。
私の家族は、私がカナエールの活動に参加していること知っていましたが、児童養護施設や社会的養護についても知識はほぼゼロ。
そんな2人の目に、スピーチコンテストはどのように映ったのか、改めて聞いてみました。
そもそも2年前のこと。
覚えているのでしょうか…?


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◆カナエールのこと、覚えていますか?
―覚えています。
こんな取り組みがあるのかと驚いた。奨学金が時間をプレゼントすることに繋がると言うことを初めて意識しました。
※カナエールでは、月々の奨学金3万円を「時間のプレゼント」という考え方をしています。
月々の奨学金3万円は、アルバイト37.5時間分に相当します(時給800円の場合)。これは、睡眠、勉強、友達との時間を削ってアルバイトに励む奨学生への時間のプレゼント。“時間のゆとり”は“心のゆとり”として、卒業までの生活を意欲面でも支えます。

―覚えています。
いろんな方々が幅広く活動を応援してる事にビックリしました。

◆スピーチコンテストに参加する前、児童養護施設や、そこに暮らす子どもたちに対して、何かイメージを持っていましたか?
―漠然と『恵まれない、可哀想な子』というイメージでした。

―児童養護施設の存在は知っていましたが、内容までよく知りませんでした。親と一緒に生活できない子どもたち(私が思っていた子どもたちとは、親と死別した子どもたち)が施設に引き取られて一緒に生活する場所だと思っていました。親から虐待を受けた、経済的な理由で一緒に生活できない子どもたちも含まれているという事までは理解していませんでした。

◆スピーチを聞いて、どのように感じましたか?
―辛い経験に埋もれず、各々の境遇を受け入れ、そこから自分のやりたいことを見つけて、原動力にもしていることが凄いと思いました。

―皆さんが自分の将来のやりたい仕事についてしっかりとした目標を持っていることに凄いな!と思いました。自分が皆さんの年齢の頃は、ただ、のほほんと毎日を過ごして自分の将来について深く考えてなかった様に思います。

◆スピーチを聞く前と聞いた後で、児童養護施設やそこに暮らす子どもたちへの印象は変わりましたか?
―とてもいろんなことを考え、自分に出来ることをしっかり見つけたい、実現させたいという気持ちを強く持てる子たちが多いのではないかと考えさせられました。

―何も知らない時は、児童養護施設に対して暗いイメージを持っていましたが、子どもたちを支えるのに多くの理解者、支援者がいらっしゃる事を改めて知ることが出来ました。如何に自分が何も知らなかったかを教えていただきました。子どもたちも一人、一人が自分の目標に向かってしっかりと努力をし、歩いている事を感じさせて頂きました。

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カナエルンジャーのスピーチを聞いて感じることは、もちろん人それぞれです。
でも、きっと、聞いてくださった皆様の心の何か響く言葉があるはずです。
印象に残る表情があるはずです。
皆様の心に何が響くのか、ぜひ会場に来て、一人一人感じていただきたいと思います。

(実行委員:なかちゅん)

【エンパワ日記】自由とはなんですか?

皆さん、こんにちは!

横浜オレンジのマネージャー けにちゃんです。 横浜オレンジはカナエルンジャーのししょう、エンパワメンバーのあくちゃん、ロウジーと私の4名で活動しています。

カナエルンジャーのししょうは、見た目は大人っぽくて大人しそうな男の子です。 シャイなところがあるので、自己開示をして人と深く仲良くなるまで少し時間がかかるのですが、一度仲良くなると第一印象とは裏腹にたくさんの話しをしてくれます。 口笛が超絶上手だったり、手品が出来たりと多彩な才能を持っていたり、ラーメンが大好きで関東のいろんなラーメン屋に食べ歩きをしたりと、知れば知るほどたくさんの面白い顔を見せてくれる、ししょう。

そんな彼は、いま、真正面から真剣に自分の将来と向き合っています。

これまでの人生で、我慢することが多くて、自分のしたいこと・欲しいものを考える時間がなかったと話す、ししょう。 ブログタイトルにある「自由とはなんですか?」とは、彼がいま一番自分自身に問いかけていることです。 そんなししょうと、私達エンパワチームが一緒になって、これから何をして、どんな人生を送りたいのかを一生懸命に模索中です。

ししょうが、自分の人生に誇りを持ち、ししょうらしくイキイキと生きていくための原点になるような、そんな期間になるように、本番当日まで4人5脚で走り抜いていきます。
彼がどんな夢を持ち、どんな姿でスピーチ本番を迎えるのか??
7
1日横浜会場で、みなさんに聞いて頂けることを、心から楽しみにしています!

(横浜オレンジ:けにちゃん)

【エンパワ日記】ファミレスでの放課後の女子高生のように

51名の社会人、17チームで動き出した2017年のラストカナエール。
LINEやSkypeを利用したりして、各チームが忙しい日常の合間をぬって交流しています。
カナエルンジャーと、各役割を持った社会人のエンパワ3名の合計4名が、一致団結してスクラムを組んでスピーチコンテストへ向けて取り組みを続けています。
エンパワの役割は、動画撮影:クリエイター(とっちぃ)、スピーチ原稿作成:メンター(りーさ)、進捗報告やスケジュール調整:マネージャー(えの)、と決められてはいますが、各個人の生活がある中、スケジュールが合わない場合は、その役割を超えてカバーしあって活動しています。

そんな中、チーム活動の中で一番深く会話を出来るのは、やはりFace to Faceでのミーティングでしょうか。
ミーティングのスケジューリングも、LINEでの会話で、あっという間に決まります。
えの: 「今度の日曜日の午後は予定大丈夫かな? 問題なければ14時30分にいつもの東京駅の東海道線ホーム集合で。最初は撮影構成について、その後は原稿作成でいこう。」
りーさ: 「予定が入ってましたが、調整出来たので空いてます。」
とっちぃ: 「私は何時でも大丈夫」
ソフィー: 「大丈夫です!」
そんな感じで「東京ゴールド招集」が発動されて、日曜日14時30分にみんなワイワイ集合、そしてファミレスへ。

ベタだけれど、やっぱり顔を合わせた会話が一番ですよね。
(チームによっては、なかなかそうも行かない状況もあるかもしれませんが)

東京ゴールドのカナエルンジャーはソフィー。いつも明るく努力家で、通訳になりたいという夢に一歩一歩進んでいます。
そんな彼女もやはり時折原稿作成には悩むもので、3月の合宿ではじめてみんなの前でスピーチを披露する際も、直前まで「大丈夫かな~」っと心配顔。
そんな、私達にみせる表情が豊かなところも彼女の魅力のひとつです。

ミーティングでは、LINEでのやりとりではなかなかフォローしきれない、最近の状況をお互いアップデートすることも大切な時間。話をしようと思っていたことから脱線することも度々。
そう、ここは普段の仕事場にはない生産性や効率の追求だけではない特別な空間。
3ヶ月前に初顔合わせをしたメンバーなのに、いつのまにか放課後ファミレスでくっちゃべる女子高生グループのようです。(すいません、私はオッさんなので除きますw) 好きなケーキの話、芸能人の話、音楽の話・・・etc
もしくはバーチャルファミリーかも。

この脱線は楽しいだけでなく、実はソフィーを、エンパワメンバーを知るうえで大切なヒント、宝物がそこにあるのです。ちょっとした話から、この人にはそういう一面もあるのかと気づかされたり、時には原稿作りのネタも発見することもあるでしょう。
意見がぶつかったり、励ましあったりこのワイワイ招集を重ねて、牛歩でも確実に7月のスピーチへ向けて私達は進んでいます。

でも、実はこのミーティングには参加していない人のご協力があるおかげで、私達がチームとして活動できていることも忘れてはいけないのです。
事務局、実行委員会、トレーニングに来てくださる講師、仕事人インタビューに協力してくださる方々等々。いろんな人のサポートが有って僕らは動き出せていることを。

まだプログラム半ば。これからが本番。
チームメンバーにも、それを支えてくれる方々にも感謝。
ありがとうにありがとう。
最後まで僕らは走りきります!

(東京ゴールド:えの)

【エンパワ日記】大切なよっちへ

東京レッドのマネージャーのまるこです。
今日はこの日記の場を借りて、チームのカナエルンジャーであるよっちにメッセージを送りたいと思います。

 

よっち
今日はよっちのおかげで初めてブログを書きます。
何を書くか迷ったので、よっちへのお手紙とします(笑)

これまで約90日間、私達と一緒に活動してくれてありがとう。
私がカナエールに参加するのは初めてですが、よっちやチームのみんなと活動できて本当に感謝しています。

(仕事人インタビューで伺った保育園での1コマ)

 

よっちの素敵なところを3つ書きます。
(1)時間を守る
初めて会ったときから1度も遅刻をしたことがないよっち。いつもミーティングには誰より早く来てくれて毎回すごいなあと思います。
(2)人前で堂々と話せる
スピーチの練習でも大きな声で堂々と話していました。本番もきっとよっちはマイクなしでも大丈夫なくらいの声で伝えてくれるのだと思うと、今から楽しみです。
(3)おしゃれ
色つきのヘアワックスや真っ赤なスニーカーを使いこなすおしゃれよっち。いつも流行りを教えてくれてありがとう。まずは色つきのヘアワックスから始めてみようかな。

 

周りに人一倍気を使うよっち。
スピーチ作成にも一生懸命に取り組んでくれるのが嬉しい反面、90日間疲れてないかなと少し心配です。
頑張り過ぎず、私たちにできることがあったら、たまには頼ってね。

(スピーチの練習風景)

 

最後に東京レッドチームメンバーの、やっくるとフッキーのことも書いておきます。
東京の端っこから毎回1時間30分かけて来てくれるメンターのやっくる。腰を負傷して動けないときもチームの打合せは休まず、関西人の熱い魂に感動しました。たくさん笑わせてくれる、チームのムードメーカーです。

カナエール参加5回目のベテラン、クリエイターのフッキー。恐ろしく頼りにしすぎて申し訳ないくらいです。世の中の良いことは全てフッキーが起こしているのではないかと思うほどに穏やかな、チームの安定剤です。

 

よっちが伝えたいことを思いっきり伝えられるように、7月8日のカナエール東京スピーチコンテストに向けて残り50日間、楽しくやろうね。
スピーチ本番の日が、よっちにとって最高の1日になりますように!

 

(東京レッド:まるこ)

私を支えてくれた大人たちと、人生の2つの転機。

こんにちは。カナエール実行委員のゆきまるです。
私は、12年前に児童福祉の養護を受けていました。
前回は、施設を出た後の学費と生活費捻出の大変さや生きづらさについて書きました。(前回記事はこちら)

進学を目指した当時の私が大学へ行く理由。
それは、
一生孤独な人生を送ることになっても最低限の生活を送れる人になりたい。
そのために、最低限必要なのは「学歴」だ。
大学さえ卒業できれば、この先も何とかなる。そんな理由で、大学進学をしました。
今回は、大学卒業から現在についての私にお付き合いください。
私が経験した人生の転機は2つ。「転職」と「結婚」です。

大学卒業後、私は2回転職をしています。
1社目は過労で入院し、退院後も何度も体調を崩し、働き続けることが困難になったため、入社半年で退職することになりました。
退職後に待っていたのは、生活費と奨学金の返済でした。学生時代もギリギリの生活だったので、社会人半年程度では、ほとんど貯金ありませんでした。学生時代は奨学金の返済がないので、退職後は学生時代よりも生活が苦しくなりました。
そんなときに手を差し伸べてくれたのが、学生時代の3年間アルバイトでお世話になった出版社の編集者さん。
その方に、漫画家事務所のアルバイトを紹介してもらいました。
転職活動で不規則シフトの私を漫画家事務所の方たちは応援してくれて、安心して転職活動をすることができました。
当時お世話になった編集者さんと漫画家事務所の方とは今でも交流が続いています。
もしあの時、手を差し伸べてもらっていなかったと思うと、お金のもらえる手っ取り早い仕事に就いて、自分をダメにしていたのではないかと時々、想像することがあります。

2社目はIT企業に入りました。
私の生い立ちを知った社長が、私の経験が未来の後輩たちのためになるのではないかということで、カナエールと引き合わせてくれました。
今では、カナエールのボランティアを始めて今年で4年目になります。
ボランティア活動は、自分と似た境遇のカナエルンジャーの背中を押したり、見守ることに関わり甲斐を感じるとともに、カナエルンジャーを支える、たくさんの大人たち(エンパワ)との出会いがあり、私自身カナエールで出会った大人たちに支えられることもありました。
先日、2社目での経験を活かし、大手IT企業へ転職することができました。
新しい環境での新しいスタート、学ばないといけないことも多いですが、これまでの経験を大事に、成長していきたいと思っています。


もう一つの転機、結婚について。
私は一生孤独な人生を送ることになってもよい。
自分は結婚を期待してはいけない立場だと、ずっと自分に言い聞かせていました。だから、そのためには備えが必要だと。
大げさと思われるかもしれませんが、ずっとこのように思っていました。

”訳ありで親や親戚のいない人となんて、誰も結婚したくないはず。
もし結婚を考えてくれる人が出来ても、相手のご両親から私の生い立ちが原因で反対されたら潔く身を引こう。”

その反面、普通の家庭を築くことに強い憧れを持っていました。
そんな私がプロポーズを受けた時、嬉しい気持ちと同時に、相手のご両親に反対されたら身を引く覚悟もしていました。

  • 「お父さん、お母さんはどんな人なの?」
  • 「何をしてる人なの?」
  • 「どうして関係を絶っているの?」

と聞かれたら、私は何て答えよう…どうやったらうまく答えられるかな…
そんな不安な気持ちでいっぱいでした。
その時に相談にのってくれたり、励ましてくれた存在がカナエールで出会ったボランティア仲間でした。

まもなく結婚して1年を迎えようとしており、現在、結婚式の準備を進めています。
親との関係がない私のためにカナエールで出会った仲間たちが婚姻届の証人サイン親族同様の形で結婚式への参列を引き受けてくれました。
 

家を出てから12年。
30代になった私は、日々丁寧に暮らすことを心がけてます。虐げられる生活から抜け出し、12年前に掴みとった自分の人生だから。
私はもう子どもではありませんが、大人になり社会に出たあとも、親から受けられるであろうサポートがなくても仲間や恩人の存在によって、人生の節目、節目を支えてもらい、憧れだった普通の家庭を築き始めました。

今年でカナエールは最後になります。子どもたちへの進学の支援は整ってきました。
しかし、進学以降も転職や結婚など、人生の節目や困難を迎えることがあります。その時に支えてくれる存在がいることがとても重要です。
だから私は、カナエールが終わったあとも、カナエルンジャーの事を見守り続けようと思っています。


カナエール実行委員:ゆきまる

 

【エンパワ日記】見返りを求めない支援の見返り

カナエール2017チーム横浜イエローの「ぴえん」です。

私はIT・通信関係で研究職の主査クラス(サブリーダ、係長)をしていて根っからの理系男性です。そんな私がなぜカナエールのボランティアを始めようと思い、何を感じたのか。

私はカナエールに参加できて本当に良かったと思っています。そして、もっと早くにカナエールに出会い、スピーチコンテストから参加しておきたかったとも。

今回は私たち横浜イエローの活動の様子についてお伝えするとともに私自身がボランティアを始めた経緯と実際にやってみて感じるボランティアの魅力をお伝えしたいと思います。

■きっかけは会社のスキルチェック
チームワークや対話力などが評価される研修を受けた時のことです。事前に上司からもアドバイスをもらい、しっかり準備して臨んだので普段よりも力を発揮できました。一緒のグループだったメンバの中では一番良かった自信があります。

そして後日結果が帰ってくるとそこには予想よりも低い評価がズラリ…

「もしかして、ものすごく良い評価だったりしちゃうんでは?」などと見当外れな期待をしていた自分が急に恥ずかしくなったのを覚えています。

指摘された課題点には納得していてなんとか改善を図りたいのですが、仕事では個人ワークが多いのでそういったスキルが鍛えにくい。そこで会社の外に目を向けました。社外の活動と言えばボランティア。人と深い関わりを持つようなヘビーなボランティアが無いかと色々探しました。

そうして見つけたカナエール。協賛企業も活動内容もしっかりしていてチームで取り組むボランティア!一目でビビッときました。これこそまさに自分が探していたもの!!

■実際にやってみて感じる魅力
やはり何より自分のためになるところです。特に狙い通りだったのは会社の研修で指摘された課題点と向き合う機会が多いところ。そして私はもともと塾講師もやっていた経験があり人の成長に携わるのが好きなので、うちのルンジャーのパクが少しでも成長するのに関われればそれだけでも楽しいです。

良い意味での予想外は普段の仕事や生活ではおそらく知り合えないすごい人と知り合う機会があること。エンパワもそうだし、ルンジャーの目指す職業の人で普段なら話を取り合ってもらうことも難しい有名人が支援活動への協力という理由でインタビューに答えてくれたりします。

やってみてから実感する一番の魅力はルンジャーのスピーチで語られる生い立ちや夢、言葉から力をもらい、その過程となるチーム活動が自分自身の気持ちの変化や内省、成長につながることです。チーム活動を通じて感じたことを少し紹介していきます。

■チーム活動を通じて感じたこと
①施設訪問
私が最初に参加したチーム活動はパクの施設訪問でした。その施設では子供達は自分のお小遣いの収支を記録したり自炊や家事をしたり色々な役割の当番を任されています。そのためパクも想像より遥かにしっかりしていて感心しました。先生方によれば施設を出た後の生活が厳しいからこそ生活指導をしっかりするそうです。先生方は本当に子供達を想っていて素晴らしかったです。そして私にとっては生活面で見習うべきところが多々ありました。

②合宿
スピーチ原稿を作るための最初の山場。様々なワークを通じてパクの夢を実現したい理由や価値観を深く聞きました。その過程でパクの価値観に通じる生い立ちについてもたくさん話してもらいました。そして合宿最後に行われた初回のスピーチ。簡単にはさらけ出せないような生い立ちまでも皆の前で一生懸命に話す姿を見て純粋にすごい!と感じました。

③仕事人インタビュー
ルンジャーが目指す職業の人に話を聞きに行く仕事人インタビュー。パクは看護師を目指しているので透析専門のクリニックにおじゃまして色々な役割の医療従事者5名の方々から座談会形式でインタビューを受けました。院長さんがカナエールでの活動経験があり、スタッフも社会貢献に積極的な方々が多いため、お忙しい中でも多くの方々にご協力を頂けました。大変感謝するとともに素晴らしいクリニックであると感じました。医療という命に関わる現場に長く勤めてらっしゃる方々の生の声や体験談は私にとっても深く考えさせられるものでした。このインタビューの様子はコンテスト当日のスピーチ前に上映する紹介ビデオでご覧頂けます。

■最後に
私は支援活動をすることでルンジャー本人に感謝されるといった直接的な見返りは求めていませんが、間接的にはお釣りがくるほどたくさんの見返りがあります(もちろん感謝されるのは大歓迎)。誰かのためだけにやるボランティアよりも自分のために好きでやるボランティアのほうが長続きすると思いますし何より楽しい!好きでやってることが自分の役にも人の役にも立つなんて素晴らしいですよね。

本番のスピーチをご覧になられる皆さまにとっても金銭的な支援による社会貢献の意味合い以上に得るものがたくさんあると思います。
参加を検討してらっしゃる方は是非ご来場ください。

(横浜イエロー:ぴえん)

【エンパワ日記】夢との出会いは、人との出会い。

「夢との出会いは、人との出会い。」

これは私たち東京ピンクのカナエルンジャー・かまちょぴが、 過密スケジュールの合宿中、制限時間めいっぱいまで 悩みに悩んで、辿り着いたキーワードです。


カナエールに参加する前のかまちょぴは、ずっと高校を卒業したら、 何が何でも就職するんだと思っていたといいます。
就職以外の選択肢があるだなんて、考えてもみなかった、と。
でも、施設に入って、自分の気持ちと向き合う時間と心の余裕ができて。 その中で、ある夢を見つけた。
その夢は、施設の職員さんや子供たち、友達、バイト先の人たち… 様々な人との関わりの中から生まれたもので、またカナエールの プログラムを通じてたくさんの人たちからの支援があるからこそ、 そのための進学に踏み出せる。
だから、自分にとって、夢との出会いは、人との出会いなんだ、と。
  
かまちょぴは今、自分の過去を見つめ直し、夢の原点を辿り、 また、これから目指す姿をより具体的に思い描こうとしています。
それをお手伝いするのが、我々エンパワの役目。
過去も今の自分につながるものとして受け止めようとする姿に感涙し、 進学先や友人関係の悩みを一緒に分かち合い、 日々のLINEで交わす他愛のないやりとりに元気をもらいながら、 頑張り屋さんで芯の強いかまちょぴの良さが、よりよく伝わるような スピーチを目指して準備中です。

そんなかまちょぴの夢とは何なのか? どうしてかまちょぴはその夢を持つに至ったのか? 気になる方は、ぜひ東京会場へ!(笑) 東京ピンク一同、お待ちしています。

(東京ピンク:もりな)

[Volunteer’s voice] To speech Gon-chan’s dream in her own words [English]

Ben-san, who is participating in Canayell 2017 as volunteer called “Empower”, reports his activity in team Tokyo Green and how he is supporting a teenage speech-maker, Gon-chan.

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My name is Ben Strauss, and I am the Manager of the Tokyo Green team for 2017 Canayell. I am American and was raised in Michigan. I have spent 4 years in the early 1990s in Tokyo studying and then working for a Japanese company. More recently, I returned to Japan in 2006, and now live in Tokyo with my wife and three children. I currently work for the Japan subsidiary of a US-based software company, Oracle Corporation.

This is the second consecutive year that I have participated in the Canayell program. To be honest, last year’s participation was challenging for me. Of course there were many enjoyable moments working with the Canayell student as well as with my Empower teammates; however, not being a native Japanese speaker and not having grown up in Japan, I did struggle to keep up at times.  That said, with a year under my belt, I really expect to be able to make a bigger contribution this year!

Our Empower team is supporting a student whose nickname is Gon-chan.  We began our activities at the end of February where we first met and were assigned to our teams during a half-day orientation.

Gon-chan is 17 years old and became a high school senior from the beginning of April.  As we found out at orientation, she has already thought quite a bit about her future and has decided she wants to work in the hotel industry.

At this point, we are still coming together as a team – learning about each others hobbies, likes and dislikes, etc., but we have an overnight trip at the end of March where we will spend more time together and I am very much looking forward to learning more detail about Gon-chan’s dream to work in the hotel industry.



Recently, the Empower team and one member of the Bridge 4 Smile Administrative team visited Gon-chan’s home.  We were able to speak with one of the caregivers and hear more about Gon-chan’s day-to-day life.

We learned that Gon-chan is very busy with school, club activities, and her part-time job.  I realize that adding the Speech Contest preparation on top of this will be a challenge for her. 

Over the next 4 months, myself and the rest of the Tokyo Green Empower team are going to do our best to support Gon-chan to develop a speech that allows her to explain her dream in her own words.


To those that are reading this:  Please come and support the children at the Speech Contest in July! (1st for Yokohama, 8th for Tokyo)
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Caneyell 2017 speech contest is held at following dates and sites.

Canayell Yokohama 2017 : July 1st 2017 (Sat) at Yokohama Tsurumi Koukaido

Canayell Tokyo 2017 : July 8th 2017 (Sat) at Nissho Hall

Ticket is released on  April 10th on this website.

Read more about Canayell
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【エンパワ日記】姫やんの心の中の色んな想い

チーム「東京ブラック」のマネージャー、ぐっちゃんです。

私がカナエールを知ったのは、ほんの3か月前でした。

親を頼れない子どもたちの「夢をかなえるチカラ」を育み、彼・彼女たちの応援者を増やしていく。

その取り組みに共感して、今回初めて参加しました。

 

・・・

 

姫やんは、この春高校3年生に進級した女の子です。

私たちエンパワは2月末に姫やんと初めて会い、「東京ブラック」というチームになりました。

 

人見知りです、と教えてくれたけれど、会話をしたら少しずつ笑顔を見せてくれるようになった姫やん。

 

チームビルディングのワーク “マシュマロ・チャレンジ対決” の後に

そのマシュマロとパスタで、なんともキュートな東京ブラックのマスコットキャラクター

「マシュ殿」

を生み出してくれた、図画工作が得意な姫やん。

 

何か心配なことはある?と聞いてみると

「途中でやめたいって言っちゃうかもしれない」と話してくれた、素直でまじめな姫やん。

 

ちょっぴりシャイな姫やんにとって、大勢の応援者の前で夢を語るカナエールに応募するのは、きっととても勇気のいることだったのではないかと思います。

姫やんはどんな想いで、このカナエールへの参加を決めたのでしょうか。

 

・・・

 

この日を境に、LINEグループで、姫やんとエンパワ3人のコミュニケーションもスタートしました。

好きな食べもの、今日のできごと、「おはよう」「今帰りだよ」「おつかれさま(*´ω`*)」。

少しずつ時間と言葉を共有していきます。

 

・・・

 

3月中旬、エンパワと事務局担当者で、姫やんが暮らすお家(児童養護施設)を訪れました。

目的は、職員さんから、姫やんをサポートするためのアドバイスをいただくこと。

 

姫やんはやさしくて、一緒に暮らす小さな子どもたちをとても可愛がっていて。

職員さん以上に背中を追いかけられる存在だと教えていただきました。

この日も縄跳びで元気いっぱい遊んでいたかと思ったら、

私たちが帰る頃にはカラフルな絵の具で手が染まっていたり♪

 

学校、バイトといそがしいのに、

空いた時間でお姉さんの役目も頑張る、頑張り屋さん。

姫やんは、児童養護施設の職員を目指しています。

 

・・・

 

3月下旬。1泊2日の合宿では、30時間をチームメンバーと共に過ごしました!

分刻みのスケジュールで、たくさんのワークが用意されていました。

 

(序盤。合宿の目標を4人でシェア)

 

夢と向き合うワークでは、子どもも大人も自分の夢を打ち明けました。

お互いにどんなことを考えているのか知り、少しずつ距離も縮まります。

(お昼休憩もチーム行動。一緒にからだを動かしたり、おしゃべりしたり)

 

チームフラッグ作りを通して、姫やんの夢が、チームの目標になりました。

姫やんがちぎり絵で作った似顔絵をお手本に、エンパワもなんとか各々の顔を作り上げ、マスコットキャラの「マシュ殿」も配置して。

東京ブラックらしさ溢れるフラッグができあがりました♪

(姫やんから教わった小顔ポーズで☆)

 

1日目のワークを終えた達成感のなか臨んだキャンプファイヤー&マイムマイムでは

やっと “エンパワ(大人)への遠慮” を超えて、姫やんが素顔を見せてくれたように感じました。

 

合宿2日目、ついに夢スピーチコンテストの原稿作りが始まりました。

自分と深く向き合い、自分の想いを確かめながら、進めます。

 

みんなの前での初めてのスピーチ(プレプレスピーチ)を午後に控えて

緊張もあり、少し焦りもあり。

なかなかしんどい時間だったと思いますが、集中して取り組めました。

 

姫やんはどんな気持ちでカナエールに参加したのか、少しずつ話してくれました。

 

児童養護施設の職員になるために、進学したいこと

 

夢をかなえて、同じ境遇の子どもたちに伝えたいメッセージがあること

 

今まで支えてきてくれた人たちに見せたい姿があること

 

児童養護施設のことをよく知らない人たちに伝えたいことがあること

 

まだまだ、うまく言葉にはできないけれど。

強い想いを感じました。

 

これから少しずつ、姫やんにしか伝えられないことを、姫やんの言葉で、紡ぎ出していってほしいと思います。

 

・・・

 

合宿を終えた帰り道、姫やんから届いたLINEのメッセージは

「楽しかったし、すごく充実した2日間になりました」

 

ハードな合宿後でヘトヘトなのはエンパワも姫やんも同じ…はずですが、

帰宅後、姫やんは就寝時間を過ぎても原稿作りに没頭していたそうです!

 

1か月前に聞いた「途中でやめたいって言っちゃうかもしれない」という姫やんの言葉が

もう、ずっと昔のように感じられます。

 

・・・

 

これから姫やんは、目標にしている職員さんやお世話になった人たちに会いに行く予定です。

何を感じて、どんな夢、その先の未来を描いていくのか、とても楽しみです。

 

私たちは「エンパワ」。

姫やんと向き合い、気付きや歩みを見守り、ときには促すことができるように、力を合わせてサポートしていきます。

 

夢スピーチコンテストまでの、あと3か月間。

姫やん、とりちゃん、483(しばさん)、ぐっちゃん

4人で一緒に駆け抜けます!

 

7月8日(土)、カナエール東京会場へ

姫やんの夢、そして他のカナエルンジャーたちの夢を、聴きにいらしてください!

 

(東京ブラック:ぐっちゃん)