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「続ける、終わる、繋がる、広まる」カナエール東京いよいよ開催です!

7月7日、七夕ですね。明日、7/8(土)カナエール東京、そして、明後日、7/9(日)カナエール福岡と、児童養護施設からの進学を応援する奨学金支援プログラム「カナエール」が7年間続けて来た「夢スピーチコンテスト」最後の開催となり、この週末を以ってその開催が終わります。

カナエール東京には10人のカナエルンジャーが登壇し、夢に向かってスピーチします。120日間支えて来た社会人ボランティアがその姿を見守ります。

当日は、この日のために現場に駆けつけてくれるボランティアメンバー、実行委員、運営母体のNPO法人ブリッジフォースマイルのスタッフ、そして、「グランドルンジャー」と呼ばれる過去にカナエールのスピーチコンテストへの参加を経験した子どもたちが運営サポートに加わります。今日は前日準備です。

先週のカナエール横浜、大反響でした!カナエール東京もそれにも増して良い1日にできると良い、そう祈っています。

カナエールは7年間続いて来ました。

そして、この週末でスピーチコンテストの幕は閉じ、カナエールはその役目を一旦終えようとしています(奨学金の給付と社会人ボランティアによる見守り支援は、子どもたちが進学先を卒業するまで続きます)。

「続ける」そして「終わる」。

カナエール東京、会場のニッショーホールは740席。チケットはおかげさまで先日完売し、カナエール東京・横浜の開催を通じて、過去最大規模の会場での開催となります。多くの方々にカナエルンジャーのスピーチを聴いていただける予定です。多くの方のサポートをいただきながら、カナエール東京開催の前日を迎えることができました。本当にありがとうございました。

来場くださる皆さんに、子どもたちのスピーチを聴いて、メッセージを受け取っていただければ、カナエールが終わっても、それは次の何かに繋がる、そんな風に思っています。

カナエールが終わっても、これまで関わってくださった皆さん1人1人がこれからそれぞれに想いを携えて新しいスタートを切ってくだされば、新しい何かとして広まっていく、そんな風に思っています。

「繋がる」そして「広まる」。

最後の開催を終えると、どうなるんでしょう。私たちにもわかりません。でも関わるそれぞれの人によって何かが始まる、そんな期待感があるんです。ちょっとワクワクしています、これからに。

「始まる」。

最後の開催、楽しみにしています。楽しみにしていてください、そう伝えたい気持ちと同じくらい、関わる私たちも、楽しみにしています。

カナエール東京の会場でお会いしましょう!

【エンパワ日記(特別編)】「エンパワメント」ってなんだろう

カナエールの【エンパワ】といわれるボランティアですが、実は今までこの「エンパワ」という単語について、あまり考えたことがありませんでした。
「なぜ、カナエールのボランティアのことをエンパワと呼ぶのだろう」ということです。

まず、カナエールの主役はスピーチをして奨学金を獲得する【カナエルンジャー】
意味は「夢をかなえる」+「レンジャー(人)」という造語ですよね。わかりやすい。

いっぽう、エンパワの語源は【エンパワメント】だとのこと。
この「エンパワメント」って言葉は、ある程度市民権を得ていますし、たぶんカナエールの「エンパワ」=「エンパワメント」って図式は、具体的な内容はわからなくても言葉の持っている雰囲気で伝わると思います。

さて、カナエルンジャーとエンパワで構成される各チームの構成は、高校卒業したてかもうすぐ卒業の若者1人と、普通に会社員の人だったり、主婦だったり、自営業の人とか、いろんな社会人3人ということで、4人で1チームです。

雰囲気でいえば、
「校長と担任と先輩と、おとなしい生徒」だったり、
「お父さんとお母さんとお姉ちゃんと、やんちゃな妹」だったり、
「近所のおじちゃんとお姉さん二人と、甘えんぼうの弟」だったり、
といった感じで、4人の個性でいろんな組み合わせができます。
 

外側から見ると、
「経験豊富な大人たちが若者へいろいろ教えてあげるんだよね」
「スピーチのテクニックや言葉遣いを指導してあげるんでしょ」
「原稿の作成について、教えたり添削したりして、良いものに仕上げる人かな」
という、「教えてあげる」「指導する」「~してあげる」という感じで、大人が若者を引っ張っていくか、大人が「ガンバレー」って後押しするか、何か「スピーチに足りないものを、大人がうまく補完してあげる」みたいに思われるかもしれません。
 

そこで、いろいろ調べてたどり着いたのが、森田ゆりさんの著作「エンパワメントと人権」という本でした。
その中には、
「人間はみな、生まれながらにしてみずみずしい感性、個性、生命力、能力、美しさを持っている。
エンパワメントとは、私たち一人ひとりが誰でも、潜在的に持っているパワーや個性を、ふたたび生き生きと息吹かせることである。」
と書いてあり、これってまさにカナエールのエンパワのことだ!と、なんか妙に興奮したのを覚えています。

つまり、大人が何か特別なことを教えてあげるのではなく、カナエルンジャー自らが、もともと持っている感性や個性、能力や美しさといったものをどう息吹かせるかがエンパワの役割だということです。
カナエールのエンパワをやっていた時に、カナエルンジャーの成長をそばで感じていたつもりでしたが、実は成長というより、もともと彼ら・彼女ら持っているものが表に現れてきただけなんだ、とここでは妙に納得した感がありました。

そして、カナエルンジャーのみんなへ伝えたい。
120日間必死に模索して、悩んで、考えて、過去のいやな思いを掘り起こしたり、原稿のダメ出しをくらったり、時には忙しくて投げ出したくなったこともあると思います。
それでも過去と向き合って、自分の想いを言葉にして、今まで頑張ってきたみんなを尊敬しています。

そして、今まであなたと一緒に活動してきたエンパワは、本番当日もそばで見守ってくれています。

そんなエンパワを、大人を信じて、何より自分の力を信じて、最後の最後まで、あきらめないで、力を振り絞って、悔いのないように、最高の舞台で最高のスピーチをしてほしいです。

がんばれ、カナエルンジャー!

(実行委員:デイブ)

カナエール横浜へ行って: ルンジャーとエンパワの絆

「夢を語るだけじゃなくて、子どもたちが自立できるように大人がちゃんと道をつくってあげないと…子どもたちは幸せになれないんじゃない?」

少し蒸し暑くなってきた日曜日の昼。
どんより曇った空につられて、そんな言葉を思い出しながら、カナエール横浜の会場に向かいました。

毎年エンパワや実行委員として子どもたちのスピーチを聞いてきましたが、実は4年目にして、はじめて観客席から観る彼らの舞台。
去年までは、本番までに何回か子どもたちの練習段階のスピーチを聞く機会があり、スピーチが完成するまで言葉を加えては削って、言い換えて、というやりとりを自分の目で見てきました。

今年、横浜の6人のスピーチを聞くのは、本番がはじめて。

たった5分間のスピーチから「彼らがどんな120日間を過ごしたんだろう」と想像するのは、去年までと違った、とても不思議な感覚でした。

  • 何度もぶつかって、何度も何度も這い上がって

チームがどんな120日間を過ごしたのかは分からないのに、舞台の上からは不思議と「力強い絆」のような信頼感を感じました。

「子どもたちは、なぜ自分の過去を大人たちに話そうと思ったんだろう」
「子どもからこの辛い過去を聞かされたとき、大人たちは何を思ったんだろう」

あるスピーチでは、後ろで見守っているエンパワが思わず涙を流している姿がありました。

夢は語るだけでは、叶いません。

でも120日間、自分の過去と向き合い、「エンパワ」だけでなく「自分達の夢の仕事をしているたくさんの大人たち」から話を聞き、自分たちで悩んで、考え抜いて、自分で決断した夢。
それはきっとただの夢物語ではなく、憧れでもなく、子どもたちの力でしっかりした道を描いた夢だと、彼らのスピーチをきいて改めて思いました。

「何度もぶつかって、何度も何度も這い上がって」

私は、舞台に立っているたった5分間の子どもたちの姿、堂々と夢を語る子どもたちの姿しか知りません。

今は客席に向かって力強く話していても、カナエールが終わった日常に戻ってから、「困難」にぶつかることがあるかもしれない。もしかしたら「大丈夫」という言葉がただの強がりに変わるときがあるのかもしれない。

“I believe one day I know everything’s gonna be okay.”


そんなときでも、きっと120日間を共にした信頼できる大人たちと、一緒に乗り越えていってくれたらいいな。
舞台の上から感じた「信頼関係」があれば、どんな困難も、いつか「大丈夫」と、言える日が来るのではないかと思いました。

カナエールを初めて客席から観て、何年か後の彼らの姿をこれからも見守りたい。
直接悩みを聞くことができませんが、「数年後の彼らの将来の姿」を楽しみにしている観客が大勢いるということを感じました。
  

「応援者」というより、かれらのファンになったような気持ちになりながら、私の横浜カナエールは終わりました。

カナエールは今年で最後です。
カナエールのスピーチを聞いて、彼らの夢を応援することができないのは少し寂しいですが、残りの東京会場、福岡会場のスピーチも楽しみです。

(実行委員:えるも)

「最後をやり切る」カナエール横浜 開催のご報告

2017年7月1日、7年続いて来たカナエール 夢スピーチコンテスト、最後の開催が横浜からスタートしました。

響き渡るカナエルンジャーのスピーチ、それを舞台の傍らでじっと見守るエンパワチーム、真摯で温かい言葉を子どもたちに投げかける審査員の皆さん、歓喜の涙の控室、リハーサルからコンテストを支えるたくさんのボランティアスタッフ、ゲストライブで場の空気は一体になり、会場を埋め尽くした来場者の皆さんは1人1人メッセージカードをカナエルンジャーに手渡します。ありがとう、という気持ち。ありがとう、という笑顔。カナエール、横浜盛会のうちに幕を閉じることができました。

カナエール横浜、取材いただきました。

スピーチ:施設や里親で育った若者「不自由=不幸ではない」 心からの訴えに観客ら涙 鶴見 /神奈川 – 毎日新聞

「今まで人を信じられなかった」「幸せな家庭の人に僕の気持ちが分かるわけないと思っていた」--。出場者が語る過去は厳しい。それでも、「不自由と不幸はイコールじゃない」「施設出身だからといって、夢を諦めない」と力強く前を向く出場者の姿に、多くの観客が涙を流した。

「夢あきらめない」 児童施設出身者らスピーチ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

調理師を目指す専門学校1年の男性(20)は、留年した高校時代に寄り添ってくれた施設職員への感謝とともに、「不自由と不幸はイコールではない」とスピーチ。「夢は自分の店を持ち、職員の先生に料理を振る舞うこと」と語った。

茅ケ崎市の施設で生活した男性(18)は、看護師を目指している。経済的な理由などから進学先や目標を変更した経験を語ったうえで、「施設出身という理由で、夢をあきらめないことが僕の信念」と力強く言い切った。

最優秀グランプリに選ばれたのは専門学校1年の女性(18)。母との暮らしや、施設職員の言葉などを基に自分自身と向き合った。「施設職員になって、どんな時も子どもの味方として一緒に生きたい。夢をかなえることで、(自身を)否定してきた自分も救いたい」と語り、大きな拍手を受けた。

 

 

 

 

今週末にはカナエール東京、そして福岡があります。7年続いて来たカナエール、今週がラストウィークです。多くの皆さんに会場に足を運んで、カナエールという経験をしていただきたいと思っています。お待ちしています。

最後をしっかりやり切る、実行委員一同、きちんと準備をして、開催に臨みたいと思っています。引き続き、応援ください!

オワリはじまり

> もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
> 親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
> 一生忘れないような出来事に出会えたかい
> かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

かりゆし58の名曲「オワリはじまり」です。

今年は節目の年というか、個人的に「オワリ」を感じることが多く、よくこの歌を思い出して聴いています。

その「オワリ」で大きいのは、3年前から関わっている【カナエール】のことです。

スピーチコンテストの終了もそうですが、個人的にはもう一つ「オワリ」があって、それはカナエールに初めて参加した時のカナエルンジャー「さゆりん」が学校を卒業した、ということです。

さゆりんは、スピーチコンテストで語った歯科衛生士の夢をかなえて卒業し、同時に奨学金支援は終了となって、月一回の面談プログラムも「オワリ」となりました。
コンテスト後の学校生活、勉強のこと、バイトのこと、家族のこと、いろんな話を聞き、彼女の成長をちょっとは見守ってあげられたかな。そんな感じでした。
 
卒業後まもなく、当時の2014横浜レッドチーム全員で集まり、卒業と資格試験合格のお祝いをしました。
久しぶりに集まって、お互いの近況やカナエール活動のことを懐かしく語り合い、また夏頃にみんなで会おうと約束してその日は解散しました。
振り返ってみると、「オワリ」というより新たな関係の「はじまり」を感じています。

そして、このカナエール夢スピーチコンテストが今年で最後という「オワリ」について。

2014年から参加した自分は、7年間の約半分くらい関わったことになります。
児童養護施設の事なんて、全く知らない状態で説明会に参加して、施設やそこにいる子どもたちの話に衝撃を受けた事は、今でもはっきり覚えています。

最初はエンパワ、映像制作のクリエイターとして参加し、チーム4人で舞台に立ち、スピーチコンテストは無事に終わりました。
その後はコンテストの実行委員として、カナエルンジャーとエンパワをサポートする立場で関わり続けてきました。

そのカナエールが終わると聞いて最初に思ったことは「こんなに良いプログラムを、なぜやめてしまうのだろう?」という事でした。
実際に自分と同じような声も聞くし、お金だけでなく継続的に意欲を支援する仕組み、児童養護施設のことはもちろん、子どもの貧困等、見えにくい社会の問題を伝える役割もおおいにあったと思います。

それでも今年で「オワリ」という形をとる理由を事務局に聞くと、それはカナエールが始まった7年前と現在の社会の劇的な環境変化にあるといいます。

返済不要の奨学金が行政を中心に増えはじめ、進学という選択肢は施設の子どものたちにとって選びやすくなってきています。
そういう社会の変化はカナエールが始まった2011年よりもはるかに進んだことを受け止め、カナエールはその役割を果たしたという判断のもと、今年でコンテスト最終回という選択をしたと説明をいただきました。カナエールは、NPOが果たせる役割を全うしたと評価し、「オワリ」を選択したのだと聞きました。

その説明には、カナエールの母体であるブリッジフォースマイルのポリシーを感じました。
NPOとして社会に問うべきことは何か。
儲かるから。楽しいから。カッコいいから。ではない。
儲からなくて、泥臭くて、不器用だけど、でもその問題に挑む姿勢。
あくなき理念の追及。
それを感じたから、だから自分はこの団体と、そこでがんばる人たちが好きなんだな。
応援したくなるんだな。改めてそう感じました。
 
そして、そのカナエールでは、コンテスト会場で直接贈られる観客のみなさんのあたたかい声援、大きな拍手、心からのメッセージが、カナエルンジャーたちにとって、何物にも代えがたい「意欲の支援」となり、卒業を目指す励みになります。
そう、カナエルンジャーたちにとっては、コンテストが「はじまり」なのです。
その「はじまり」の瞬間を、一人でも多くの方に見届けてもらいたい。
私自身が、3年前にカナエールに参加したとき、新たな「はじまり」を感じたように。
きっと、あなたにとっても新たな「はじまり」になるように。
「一生忘れないような出来事に出会える」ように。
「かけがえのない時間を胸に刻み込む」日になるように。

そして、カナエールの「オワリ」は新たな「はじまり」だということを信じて。
そんな、カナエールFinal、横浜・東京・福岡の会場で、一同心からお待ちしています。

(実行委員:デイブ)

7年分のありがとう。カナエール、最後の舞台。「この夢は、忘れない。」カナエール実行委員会より

カナエール、最後の開催、スタート前日になりました。

7月1日横浜、8日東京、9日福岡、カナエールは3都市で開催されます。

今年の準備は長かった(苦笑)。なんだか去年からずーっと、カナエールが続いていた感じがします。なんだか、ずーっと前からずーっとあったことのような気がします。終わることより、続いて来た、続けて来られた、そんな感覚の方が強い気がしています。これまで関わって来てくださった、たくさんの方々の顔が思い浮かびます。そして、今年の奨学生とそれをサポートする社会人ボランティアの顔も。

カナエール夢スピーチコンテスト、今年で終わります。

最後の開催で何を伝えたいか、それを今から5ヶ月ほど前、今年のメッセージを作る時に考えていました。

「ありがとう」ということです。

このプロジェクトはこれまで多くの方々のサポートなしには成し得ませんでした。コンテストに来場してくださった方々、継続サポーターとして寄付で支えてくださった方々、社会人ボランティアの面々、スポンサー企業、外部の賛同してくれる方々、団体、スペシャルアンバサダーを初めとする著名人の方々も、そして、カナエール実行委員会とNPO法人ブリッジフォースマイルのカナエール事務局。顔がすぐ思い浮かぶ人も、おそらくただの一度もお会いしたことがない方もおられます。様々な方々が様々な関わり方でサポートしてくださいました。

子どもたちを「資金」と「意欲」の両面からサポートしようという奨学金支援プログラムでしたが、結果、私たちも「資金」と「意欲」の両面からサポートいただいたおかげで、これまでやって来れた、そう思います。

だから、きちんとお礼をお伝えしたい。なるべくたくさんの人に集まっていただいて、子どもたちのスピーチを聴いてもらって、最後、大いに来場くださった方々に「ありがとう」を伝えたい。終わり方って、どうあるべきかと思うのですが、「ありがとう」なんだろう、そう思うんです。

プロジェクトとしてそうであるように、関わる色々な人、それぞれに「ありがとう」を伝えたい人いるんだと思うんです。

子どもたちから社会人ボランティアへの「ありがとう」。逆に、社会人ボランティアから子どもたちへの「ありがとう」。子どもたちがスピーチコンテストを終えてメッセージカードを受け取る時に「来てくれてありがとう」というのもあるだろうし、今日に至るまで関わる人たちの周囲の方々へ「広めてくれてありがとう」というのもありそうです。もしかしたら、来場くださった皆さんにも子どもたちのスピーチを聴いて「聴かせてくれてありがとう」と思ってもらえるかも知れません。

最後、たくさんの「ありがとう」があふれる会場になれば良いなと思っています。

そうやってその日経験したことを皆で確かめ合えば、子どもたちのスピーチも、会場の空気も、一緒に過ごした時間も、関わって来た人たちの顔も忘れないと思うんです。

「この夢は、忘れない。」

私たちの「ありがとうございました」も聴きに来てください。
開催を終えて、皆さんに笑顔で「ありがとうございました」を言えるのを、楽しみにしています。

カナエール実行委員会

3分間に全てを賭ける、クリエイター奮闘記

いよいよ横浜コンテストが目前に迫りました。

各チームはカナエルンジャーを中心に一丸となって、スピーチ原稿の完成後も、最高のスピーチを披露するためにラストスパートをかけているところです。
そんな中、各チームのクリエイターは、一足早く6月20日のカナエルンジャー紹介VTRの完パケ(=最終提出)に向け、力を振り絞ってきました。
もしかすると、今頃は肩の荷が下りて、少しだけホッとしている頃かもしれません。

僕も過去2年間はチームのクリエイターとしてエンパワを経験してきました。
紹介VTRの最終提出後は、やりきったという満足感の中に、もっとできたのではないかという悔しさが入り混じった、なんとも不思議な気持ちになったのを覚えています。

本番を目前に、紹介VTRの最終提出に向けたクリエイターの奮闘の様子を少し紹介したいと思います。

<カナエルンジャー紹介VTRとクリエイターの役割>
コンテスト本番では、カナエルンジャーがスピーチを始める前に、カナエルンジャーの紹介VTR(3分間)が上映されます。
各カナエルンジャーの魅力が凝縮された紹介VTRはどれも個性的で素敵な作品ばかり。
そんな紹介VTRを作成するのが、クリエイターの役割を担った各チームのエンパワメンバーです。

<時には徹夜も!?こだわりの編集>
チーム活動が佳境に入る6月は、VTRの提出に向け編集の追い込みをかける時期です。
各自が納得の行くレベルの作品にまるまで、何度も修正を加えています。
・映像に入れたいシーンがたくさんあって、3分に収まらない、なんとかいいとこどりしたい
・カナエルンジャーのスピーチが変わったので、それに合わせて映像の構成もかえたい
・よりインパクトのあるVTRにするため、エフェクトを工夫したい
・紹介VTRの字幕(テロップ)をより分かりやすくしたい
・カナエルンジャーからのリクエストに応えたい
などなど、こだわりのポイントを上げるとキリがありません。
クリエイターチームでは、制作中の作品に対するフィードバックも兼ねた勉強会を何度か実施してきましたが、メンバーの表情は真剣そのもの。
自身の感性とロジック、そして第三者の意見もフル活用して、作品の完成度を高めてきました。
中には平日仕事後に連日深夜まで編集をした、作品の提出(中間提出)直前は徹夜をしたといった話も聞きこえてきます。

<楽しいからこそ頑張れる!!>
でも決して大変なことだけではありません。大変な中にも楽しさや充実感を感じられたからこそ頑張れた、そう思っているクリエイターも多いのではないでしょうか。

カナエルンジャーのキラキラした表情を切り出せたときの満足感、
チームのメンバーに作成途中の作品を共有し、褒めてもらえたときの幸福感、
思い描いていたイメージ通りの編集ができたときの達成感
そして、撮影した動画を深夜に何度も見返しているうちに、担当するカナエルンジャーを独り占めにしているような気分になってくる優越感(ってこれヤバいですかね)

カナエルンジャーを応援したい、そんな気持ちを作品という形で表現できるのはクリエイターだけ。
だからこそ、自分とチームの想いを乗せて、最後の最後まで足掻き続けることができたのだと思います。

<クリエイター実行委員として携わってみて>

今年は、各チームのクリエイターをサポートする実行委員という立場でカナエールに携わりましたが、
各自の作品が進化していく様子は、見ていて本当に幸せな気持ちになりました。

各チームのクリエイターは、決して映像制作のプロではありません(稀に例外の方もいますが・・・)。
それどころか、(自分も含め)カナエールでクリエイターをやるまで、動画撮影や編集なんてやったことが無かったという人も多く、中にはパソコン自体ほとんど使ったことが無いというメンバーもいます。
それでも不思議とハズレの作品なんて1つもありません。

3月に初めて勉強会を実施した時は、皆一様に不安な気持ちを口にしていました。
5月に中間のお披露目をした際は、厳しいフィードバックに焦りや悔しさを感じた人もいると思います。
そして6月のこの時期は、刻一刻と変化するチームの状況と向き合いながら、作品に対する試行錯誤を繰り返す日々だったことでしょう。

そんな様々な出来事を経て完成した作品は、どうしてここまでできるんだろう、と思えるものばかりです。
その道のプロから見れば、技術的には拙いところも多々あるかと思います。
でも、技術とは関係なく、真摯にカナエルンジャーと向き合ってきたからこそ、カナエルンジャーの魅力とクリエイターの想いが詰まった、ここにしかない作品に仕上がっています。

スピーチコンテストの主役は勿論カナエルンジャーのスピーチですが、紹介VTRにも注目して頂けると嬉しいです。
きっと、会場で初めて会うはずのカナエルンジャーに親近感が湧き、より一層彼らのスピーチが際立って見えると思います。

カナエルンジャーのスピーチがどうか多くの人に届きますように。
そして、ほんの少しだけでいい、クリエイターの想いも伝わりますように。

皆さまと会場でお会いできることを楽しみにしています。

(実行委員:コンタ)

エンパワの皆さんのステキさに魅かれて(横浜会場 司会:船橋 由紀子)

初めまして!
今回の「カナエール2017夢スピーチコンテスト」横浜会場で、司会を務めます船橋と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

いよいよ、7月1日(土)の本番まであと数日に迫りました!
私はこれまで、残念ながら「スピーチコンテスト」というものにかかわった経験はありません。
ですが、知人を通じて、カナエールの取組みはかねてから知っており、「いつか観客としてスピーチを聞きに行きたい、そしてできれば運営の立場でもお手伝いしたいなぁ」と思っていました。

何故かというと、活動するボランティアスタッフの皆さんが素敵だったからです。
いやぁ、本当に、ボランティアスタッフの方々、素敵な方しかいません!
(もちろん、全員にお目にかかったことがあるわけではないですが ^^;;)

チーム3人で子どもにかかわる「エンパワ」と呼ばれるボランティアスタッフ始め、運営側として様々な形でかかわる「実行委員」の皆さん、本当にステキなんです。
そう感じるのはなぜだろう? 今回お手伝いするにあたり、改めてその理由を考えてみました。

その答えは、もしかすると、とても「ありきたり」かもしれませんが、カナエルンジャー(児童養護施設から進学を目指す若者)をサポートしながら、ボランティアの大人自らも自身と向き合い、もがきながら成長しよう! と思っているからだと思いました。
ボランティアの本気度って、場合によっては参加者本人に委ねられてしまうこともあったりすると思うんです。ですが、何人かのボランティアの方とお会いして感じたのは、そんなブレた熱量とは対極にあるのが、カナエールの皆さんなのではないか、と。

それは、他人にも自分にも真剣に向き合うからこそ生まれるエネルギーなんでしょう。
カナエルンジャーへの貢献、自分の変化成長、その両方を本気で追いかけながらスピーチコンテストを目指して活動をする・・これは、なかなかできることではないと思います。

スピーチ大会当日は、そんなボランティアの皆さんとともに、ステキな場作りを心がけ、カナエルンジャーを見守りサポートしていきます。

ぜひ会場に足をお運びくださいませ! お待ちしております。

(7/1横浜会場 司会:船橋 由紀子)

最後のカナエールまで1週間「いま、子どもたちに何が必要か」NPO法人ブリッジフォースマイル代表 林恵子

いよいよ最後のカナエールが1週間後に迫ってきました。

 

今日は私が、カナエールをどうしてもやらなくちゃ、という強い動機になった一つの失敗談をご紹介します。

 

カナエールを始める2年程前のことです。

大学等への進学の道を拓くには、どうしたものかと思っていた矢先、ある大手の学校法人から何か協力できないかと連絡をいただきました。

 

そこで、その学校法人が経営する複数の専門学校での授業を体験させてもらうというものです。

体験後、児童養護施設退所者が入学する場合も、寮があるし、昼間は学校と提携している就労先でバイトをし実践経験を積みながら、夜間勉強できる制度がある、という魅力的な内容でした。

 

多くの子どもたちが参加してくれて、複数の職業体験ができてよかった、と概ね好評でした。

 

しかし、大きな問題がありました。

この体験後、実際に専門学校へ進むことを決めた子どもがいたのですが、行きたい学校にはお伝えしていた制度が使えないことが発覚したのです。

 

子どもを担当する施設職員からは、「B4Sのプログラムだから信用して参加したのに裏切られた。やる気になった子どもの気持ちを考えたら情報が間違っていたから諦めて、とは言えない。B4Sとして責任を取ってほしい。」と言われました。

 

確かに、情報を正確に把握しないで伝えてしまったことは、私の落ち度でした。

でも、責任を取る、つまり奨学金をお渡しできるような余裕は団体にはありませんでした。

ただ謝ることしかできませんでした。

 

施設職員は、そんな私に見切りをつけ、施設独自で奨学金を集めました。

500万円が集まったそうです。新聞にも載りました。

 

私は、落ち込みました。何より恥ずかしかったです。

なんで最初からできないと簡単に諦めてしまったんだろう。

中途半端な正義感で支援をして、結果迷惑をかけただけでした。

 

この反省は、私の覚悟を強くしてくれました。進学の道を拓きたい。

どうしたら継続的に進学を支援できる仕組みを作れるだろうかと、真剣に考えるようになりました。

(実は、カナエール以外にもう一つチャレンジした事業もありましたが、その話はココでは省略します。)

 

そして、カナエールが生まれました。

カナエールは、2010年から2017年3月時点で【1億4,300万円】を子どもたちに支給してきました。

本当にありがとうございました。

 

公的制度が整い、経済面での進学のハードルはぐっと低くなりました。

でも、これで全てが解決したわけではありません。

 

いま、子どもたちに何が必要か。

子どもたちの声に耳を傾け、私たちに何ができるか、一緒に考えていただきたいです。

 

今年最後のカナエール、子どもたちのスピーチをぜひ聴きにきてください。

NPO法人 ブリッジフォースマイル代表 林 恵子

【エンパワ日記】「夢を応援するために何ができるか」

東京パープル マネージャーだんちょうです。

カナエール横浜まで、1週間、東京までは、2週間になりました。
事前発表会、スピーチトレーニング、原稿の修正、練習と、カナエルンジャーもラストスパート中です!

エンパワ日記も最後のバトンを受け取り、何を書こうか迷いましたが、カナエールのチーム活動を通じて得た、感情と思いを書きます。

カナエルンジャーのなす、メンターのkao、クリエイターのけーこたんと約100日間、チーム活動してきました。

なすは、子供っぽくて、でも本当に頭がよくて、頑張り屋さん。
シャイだけど、カナエールに参加して、夢を語るという大きなチャレンジをしました。

kaoは、しっかり者で、いつもなすのことを考えていて、原稿も一文ずつ整理してからフィードバックしてくれました。

けーこたんは、前向きで、初めての映像制作も慣れない中で時間をかけて作りあげました。

私は、昔から応援団をやっていて、児童養護施設で生活する子供たちに対して、自分が力になれることがあるかもしれない、という気持ちでカナエールに参加しました。

なすから、合宿で、やるからにはNo.1を取りたい、観客の心に残るいいスピーチをしたい、という気持ちを聞いたとき、本当に嬉しくて、心震えました。この子のために、この子の夢を支援したいと思いました。

「この子のために何かしてあげたい」

東京パープルとしての目標をフラッグに込め、No.1を取るために、大事にしたいことを決めました。
「Trust・Union・Effort・Smile」

でもチームそれぞれの思いが強すぎて、大事にしたいことも見失ってしまい、一度はチーム活動ができないという状況になったこともありました。

エンパワとして何ができるのか、それぞれが、自分に足りなかったことを振り返りました。
私も大人としてアドバイスをしないといけないという気持ちが強くなってしまい、チームのバランスを取って前に進めようとした結果、自分自身の熱量を失ってしまっていたと反省しました。
今後のチーム活動をどうして行きたいか、感情と思いを語り合い、リスタートをしました。

自分の感情や思いを語るのは怖いこと、勇気がいることだけど、その自発的な言葉や行動で人は動く。
児童養護施設で生活をしているから支援したいという理由だけでは、ここまで本気で応援したいと思えなかった。

「この子のために何かしてあげたい」

感情や思いを制限することなく、誰かのためになりたいと思えることは幸せなことだと思いました。
同時に、受け入れてもらえず、なすのためになってないのなら、自分が変わらないといけないとも教えてくれた。

過去の経験や肩書きではなく、大人として信頼して話をしてくれるか、会う度に、今日は力になれるだろうかと、ドキドキして、終わったら力になれたか反省する日々。夢を応援するには何ができるのか考える日々。
そんな中、「力を貸してください」と言われた時には涙が出そうでした。

チーム活動を通じて、人を応援するということがより深まったように思いました。
なす、kao、けーこたんありがとう。

なすが伝えたい、届けたい感情や思いを是非聞きに来てください。
フレーフレー、なす!

(東京パープル:だんちょう)