カナエールとは?

カナエールは、児童養護施設を退所し進学する若者たちの「資金」と「意欲」をサポートします。

「カナエール」は児童養護施設を退所した後、専門学校や大学等へ進学する子どもたちを支援する奨学金支援プログラムです。なんらかの事情で親と生活できず、児童養護施設で生活した子どもたちの大学等の進学率は23%(全国平均77%)※1。また、進学できても学業とアルバイトの両立は厳しく、経済的理由等により中退してしまう割合は25%と、全国平均の3倍近くにもなります ※2。
※1 厚生労働省「社会的養護の現状について」2015年調べ
※2 NPO法人ブリッジフォースマイル2016年調べ

カナエールは夢や進学への思いを語るスピーチコンテストの出場を条件に、返済不要の奨学金を、プロジェクトへの寄附とコンテストのチケット販売を原資に給付します。120日間、スピーチコンテストに向けて3人の社会人ボランティアとのチームで取り組むことで、進学してからの「意欲」「資金」の両面をサポートすることを目的としています。2017年も東京・横浜・福岡の3会場にてスピーチコンテストが開催されます。

奨学金支援プログラム、カナエール

「意欲」と「資金」の両面から進学をサポート

意欲のサポート

児童養護施設を退所した子どもたちは、たとえ奨学金を受けてもアルバイトで生活費を補う必要があります。カナエールは、学業・アルバイト・家事で時間に余裕のない彼らが、心の余裕を失わず生活していくためには、資金だけでなく意欲のサポートが必要だと考えています。

夢スピーチコンテストの開催

意欲をサポートするメインイベントがスピーチコンテストへの出場です。奨学生はコンテスト当日に向けて、原稿作成や仕事人インタビュー、話し方トレーニングなどを体験します。これらの活動を通して、自分を見つめ直しながら進学と夢への意欲を高めます。

顔の見える関係で応援

コンテストの出場準備は、奨学生とボランティアがチームを組んで進めます。コンテスト当日は応援者の前で夢を語り、その後も交流会では応援者と直接対話します。顔の見える関係で応援することが、カナエールの大きな特徴です。

卒業までを支える交流

コンテスト終了後も交流会やSNSが奨学生を応援するコミュニティとなります。奨学金を継続的に寄付して下さる応援者は彼らにメッセージを送り続けることで、卒業までの長い期間を支えます。

資金のサポート

スピーチコンテスト出場を達成すると、奨学金の支給が始まります。奨学資金は、個人・企業からの寄付金や、コンテスト入場料(夢チケット)などに支えられています。

・ 一時金 30万円
・ 卒業までの奨学金 毎月3万円

15人で1人を支援

たとえば「奨学金継続サポート(毎月2,000円の継続寄付)」に参加した場合、支援者15人で1人の奨学生をサポートします。

3万円は時間のプレゼント

月々の奨学金3万円は、アルバイト37.5時間分に相当します(時給800円の場合)。これは、睡眠、勉強、友達との時間を削ってアルバイトに励む奨学生への時間のプレゼント。“時間のゆとり”は“心のゆとり”として、卒業までの生活を意欲面でも支えます。

様々な企業による寄付やサポートも支援に

寄付をくださるスポンサー、物品提供でくださるオフィシャル・サプライヤー、更にはプロの視点で技術的なバックアップをくださるパートナー、様々なカタチでこの奨学金プログラムを支えていただいています。

カナエルンジャーとエンパワチーム

スピーチコンテストに挑戦する奨学生と3人の大人たち

カナエルンジャー

奨学生となる、児童養護施設退所後に専門学校や大学などへの進学を希望している子どもたちです。

カナエルンジャーは、個人情報保護のため、ニックネームとチームカラーで呼ばれます。

エンパワチーム(社会人のサポート・ボランティア)

メンター

メンターの役割は、カナエルンジャーがスピーチ原稿を作成し、スピーチの練習をするのをサポートすること。カナエルンジャーに一番近いところで彼らと真剣に向き合い、彼らの思いを言葉にするお手伝いをするのがメンターです。

マネージャー

マネージャーは、チームメンバーのスケジュール調整や事務局との連絡の窓口となり活動の進捗報告をするチームの要ともいえるポジションです。初対面の4人が、コンテストまでに自分たちらしいチームを作り上げるためには、マネージャーのチームビルディング力が欠かせません。

クリエイター

クリエーターは、コンテスト当日に上映するカナエルンジャーの紹介の3分間VTRを作成しますVTRはカナエルンジャーの夢にかける思いをコンテスト来場者に伝え、人柄をより理解してもらうための大切なツールです。映像の企画から撮影・編集まで行うクリエーターですが、プロフェッショナルによる手厚いサポート体制が組まれているため、初心者の方でも安心して携わることができます。

カナエールの流れ

次世代のロールモデルへ!カナエルンジャーの挑戦

各児童養護施設に出場者募集案内を送付し、奨学生(スピーチコンテスト出場者)の募集が始まります。

カナエルンジャーとサポートボランティアによるエンパワチーム発表、初顔合せ、オリエンテーション、1泊2日の合宿を経て、チームの結束を高めます。120日間のスタートです。

チーム別作業・原稿作成/職業人インタビュー、映像撮影・編集など、スピーチをブラッシュアップしていきます。

プロからのスピーチトレーニングなどを経て事前発表会に臨みます。コンテストに向けて最後の1ヶ月。

夢スピーチコンテストの舞台へ。サポートくださる皆さんを前に、カナエルンジャーは自分の夢を語ります。

進学先を卒業するカナエルンジャー。彼らの社会での活躍は、次世代へのロールモデルとして、きっと後輩たちの励みになるはず。東京、横浜、福岡と、開催地は増えており、この取り組みは全国へと広がっていきます。

カナエールを支える仕組み

カナエールはたくさんの皆さんからの支援で成り立っています

夢スピーチコンテスト