来たれ、18歳!社会的養護という言葉を知っていますか?

社会的養護という言葉を知っていますか?厚生労働省のWebサイトにはこんな風に説明があります。

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。
社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。
社会的養護 |厚生労働省より転載

この社会的養護の対象児童は現在、約4万7千人。このうち、約3万人が児童養護施設で18歳まで、施設の職員さんとともに集団生活を送りながら暮らしています。児童養護施設の入所理由に最も多いのは「虐待」や「貧困」です。

親を頼れない、という言葉の根っこにあるものは、とても重く苦しいです。

カナエールはこの社会的養護を受ける子どもたちが、大学や専門学校に進学をするための奨学金支援をするプログラムです。スピーチコンテストへの参加が奨学金給付の条件です。子どもたちは、進学を目指し、自分の夢を皆さんの前でスピーチする「挑戦」をします。社会人3名がそれに付き添い、120日間かけて、コンテストに臨みます。

18歳で施設を出て進学を選ぶ子どもたちは23%。全国平均の77%に比べると、1/3以下にとどまっています。こんな理由があります。

  • 18歳で頼れる大人がいない子どもたちにとって、進学を選び、生活費や学費をアルバイトで賄うことと両立するのは大変なこと
  • そのため、18歳で進学より就労を選ぶ子どもが多いこと
  • 施設から進学を選ぶ先輩が少ないため、自分が進学できると思える環境になかなかないこと

子どもたちが大人になることに希望を持てない、そんな状況を打破するためカナエールは7年前にスタートしました。これまでにカナエールに挑戦した子どもは124人。先述の3万人という数字と比べると決して多いとは言えませんが、後に続く子どもたちの希望になるような、そんな子どもたちが社会に出ていってくれることを目指して、カナエール 夢 スピーチコンテストは開催されて来ました。

子どもたちは、誰しもが持ち得ない経験をしています。辛く厳しい時期を乗り越え、新しい一歩を踏み出そうとしています。過去のスピーチコンテストから一節を紹介させてください。

私はそれまで、自分の将来のことなど、ほとんど考えたことがありませんでした。考えるのは、光熱費やその日の食事の買い出しのことばかりでした。初めて進路を考えた時、一番に浮かんだのは妹と弟のための就職でした。でも進学を諦めたら母がくれたものを無駄にしてしまうんじゃないか…。私は進路をなかなか決められませんでした。そんな時、初めて受けたTOEICで、890点という高得点を取ることができました。初めて「やっぱり大学に行きたい」強くそう思いました。私はやっと、自分の人生の中心に、自分を置くことができました。

演台の前に立ち、観客席に向かって夢を語る子どもの姿を、今も覚えています。

若い人たちに聞いてもらいたいな、って思うんですよね。

夢に向かう同世代の子どもの姿、言葉、そこから伝わるメッセージ。その存在を皆さんに知って欲しいから。きっと、見守る大人たちより、ストンと受け取れるんじゃないかなと思います。そして、カナエールに挑戦する子どもたちと同じように夢を描いて、未来に向かう、良い味方、良いライバル、良いチームメイトになってもらえるんじゃないかなと思います。

18歳以下のご来場者は1800円で参加することができます。

カナエールを未来に携えていってください。
会場でお待ちしています。

 

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