アナウンサーとカナエール

ブリッジフォースマイルが発行する、『自立支援白書 2014』より、株式会社フジテレビジョン CSR推進室部長、木幡 美子さんへのインタビューをご紹介させていただきます。


株式会社フジテレビジョン
CSR推進室部長 木幡 美子さん

―児童養護施設出身者に進学のための奨学金を贈るスピーチコンテスト「カナエール」で、登壇するカナエルンジャー(カナエールでの奨学生たちの呼び名)へのスピーチトレーニングに、現役のアナウンサーを派遣してもらっています。

B4Sから「カナエール」の案内をもらったとき、当時のCSR推進室長が「支援したい」という“直感”のようなものを感じたといいます。その後、私も林恵子代表の話を聞いたのですが、心に響くものだったので、2012年から取り組むことになりました。今年(2014年度)で3年目です。

―カナエルンジャーへの具体的な支援は。

話す姿勢や発声方法の指導、滑舌訓練、強弱や間の取りかたといった伝えるテクニック。さらに原稿の中身も話のプロとしてチェックし、指導します。2014年度は西山喜久恵さんや奥寺健さんらアナウンサー7人が指導にあたりました。アナウンサー歴の長い私も、最初の合宿から顔合わせのため参加しました。

―カナエルンジャーを指導してどうでしたか。

ものすごく飲み込みが早いという印象です。ただのスピーチコンテストではなく、奨学金を得るためという「人生」を賭けての挑戦ですので、上達が早いのかもしれません。最初のうちは、「ただ原稿を読んでいる」状態なのが、どんど
ん変わっていきます。

「聴衆はその原稿を持っていません。目でみんなの姿を見て、耳でスピーチを聞いているだけ。それを意識して」などと説明します。同音異義語を避ける工夫や、「通過する」より「通る」のほうが分かりやすいといった指導もします。

―参加したアナウンサーの方々の反応はいかがですか。

アナウンサーが普段の業務で、児童養護施設の子どもたちと触れ合う機会はめったにないので、こうした境遇の子どもがいることを知るのは勉強になります。当日に会場に行けない指導アナウンサーには、当日収録したDVDを見せています。毎年やっているアナウンサーの中には、あらかじめティッシュを用意して、泣いても良いように準備している人もいます(笑)。

―カナエルンジャーへの支援で感じたことは。

カナエールを通じて私たちが伝えた、伝えることの大切さ、コミュニケーションのとり方が、カナエルンジャーたちの心の片隅に残ってくれるなら、これ以上のやりがいはないと思っています。この経験が自信になって、人前できちんと話せる大人になってほしいですね。

―フジテレビは(古本を寄付する)ブックフォースマイルの活動も熱心ですね。

CSR推進室と各職場のCSR担当者がプロジェクトチームを組んで社会貢献活動に取り組んでいます。その活動の一環として、社内の各部にブックフォースマイル用の箱を置き、不要な本を集めて、毎年寄付しています。

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プロのアナウンサーの皆さんにカナエルンジャー、そしてエンパワチームが直接指導を受けることは、コンテスト本番に向けて、大きな自信に繋がります。プロジェクトに欠かせないサポートです。

 

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