【児童養護施設の職員さんからのお便り】

2015年横浜で開催したカナエールスピーチコンテストに出場したカナエルンジャーが入所している施設の職員さんからのお便りを紹介します。

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施設に入所している子どもたちにとって、卒園後の進路や生活は私たちが想像している以上に本人たちにとっては大きな壁であり、不安要素でもあります。
子どもの貧困が取り沙汰されている今日、施設退所後の経済的な問題は大きく、時に進学を希望している子どもにとっては自らの夢を諦めざるを得ない事態にもなりかねません。
そんななかでのカナエールとの出会いは私にとっても子どもにとっても、とても大きなものでした。奨学金という経済的な支援だけではなく、カナエールの特徴である『顔の見える支援』は、正に私たち施設職員が日頃から心掛けている、子どもに寄り添うことそのものであると感じました。

スピーチコンテストへ向けて1人の子ども其々に3名のエンパワーと呼ばれるボランティアさんが付いて下さいます。皆さんは普段は仕事をされており、休みを利用して子どものスピーチの準備、自分と向き合う過程も共有しコンテストに臨みます。大勢の応援者の前で自らの生い立ちや夢について立派にスピーチする姿を見た時は、その子の努力と成長を目にして心が揺さぶられたのを憶えています。子どもにとっても必ず自身と達成感を得られる取り組みとなります。またスピーチコンテスト後も私たち施設職員とは違った視点で関わりを持ち、支えて下さっています。私たちが子どもを関わってきた過程を思えば、それまで関わりがなかった方がそれらの支援をするのは並大抵の苦労ではないはずです。本当に頭が下がります。

このようにカナエールは、奨学金支援という枠を大きく越えた人と人との豊かなつながりを生み、子どもを成長させてくれます。子どもを社会ではぐくむという大切な役割の一端を担ってくださっているブリッジフォースマイルの皆様には心から感謝を申し上げるのと共に、今後も子どもたちのための支援に尽力してくださることを願います。
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2016年もカナエールを開催します。
子どもたちの活動を支えるボランティアを募集しています。

http://www.canayell.jp/support/empowerment/