「そのスピーチで若者は満足するだろうか?」東北のカナエルンジャーたちとの120日間

もう、一年前の話なんだなぁ。
輝いてた若者たちの姿が私自身の元気になってたことを思い出します。

昨年、東北チームのカナエルンジャーをサポートしました。
2014年のカナエール東京には、
カナエールが2011年東日本大震災の年に立ち上がったプロジェクト、
という経緯もあり2名の東北の若者が参加しました。
「一つ一つのことに対して真剣に」をテーマに掲げた福島の男の子と、
「気概」と元気な笑顔で言った女の子。
その二人の若者に4人の大人サポーター。

普通のチームは1人の若者にメンター、マネージャー、クリエーターの3人の
大人がサポートにつきますが、東北チームはクリエーターとマネージャーは
重複で、メンターのみがそれぞれに付く変則的な編成です。

そして、頻繁に顔を合わせて打ち合わせや撮影、スピーチ練習ができない
ので、サポートする大人は過去にカナエールでエンパワを経験したことのある
メンバーが選ばれました。

経験があると聞くと安定性があるように聞こえるかもしれませんが、
同じ若者を相手にするわけではないのですから、結局のところ初めてと
あまり変わらない試行錯誤とおろおろとドキドキを味わうのです。
なにしろ、主役の若者はみんなキャラクターが立ってる子ばかりですから。

話は変わりますが、私はIT企業と呼ばれる業界に身を置いていながら、
TwitterもFacebookもSkypeもLINEも、みんなカナエールで教わりました。
意思疎通や連絡事項の共有や効率的なコミュニケーションのためにツールを
駆使するという先進性はクールとかスマートといわれそうですが、
カナエールはそういうところではありません。
おそらく、そうしたツールのドライさを超えて、交わされる言葉の中に、
コンテンツの中に、篤い人たちの愛情や思いやりや慮りが濃密に流れている
からでしょう。

閑話休題。
そうしたツールを使い、Skypeで何時間も話を聞き、ゴールデンウィーク
にメンバーみんなで東北に出かけて施設を訪問し、若者たちを担当する
先生方から話を聞き、それから何度も何度もSkypeでスピーチ練習をしたり
悩みや不安を聞いたり励ましたりしながらスピーチコンテスト本番を迎えました。

スピーチは、真剣に若者と関わるが故に難しいという面があります。
それぞれのチームや若者によって目指すものはバラバラです。
私の場合は、そのスピーチで若者は満足するだろうか?
若者は大人のサポーターと出会い、3ヶ月もの期間を過ごした意味(意義)を見いだせるだろうか?
大人のチームメンバーの熱い思いはそれで良しと思うだろうか?
若者を応援しようとスピーチを聞きに来てくださる方々はどんな思いを抱かれるだろうか?
そんなことを考えながら本番までの道のりを歩みました。

いろんなエピソードがあり、語りはじめるとこみ上げてくるものがあります。
決して嬉しいことばかり、楽しいことばかりではありませんが、でも、
胸をあたたかいものが満たします。

私一人の中にさえそんなエピソードがたくさんあって、一緒に活動したチームメンバーや
若者たちの中にもそれぞれにたくさんのエピソードがあるのだと思います。
普段の生活の中に、こんなにいろんなことがこんなにたくさん経験できることってないんじゃないでしょうか。
自分ではない誰かのために困って、考えて、動いて、一生懸命になるって。
ないんじゃないかなぁと思うんです。

私はかなりダメな大人の部類だと自認してますが、それでもこのプログラムの最後までたどり着けました。
このカナエールというプログラムは1人の若者を複数の大人サポーターが支える形になっています。
それは大人同士でさえ支えあえるってことです。
私のダメな部分は他の大人がちゃんとフォローしてくれました。
無理して一人で責任を負い過ぎないように意識しさえすれば、誰でも参加出来るプログラムだと思います。
なにせ、ここには素晴らしい人たちが集まってますから。

他の大人にもぜひ経験していただきたい、オススメのプログラムです。

カナエール 夢スピーチコンテスト 2017 チケット好評発売中!
お求めは下記リンクより!